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Googleビジネスプロフィールのガイドライン違反とは?停止の原因・復旧・予防策を解説

公開日:2026年3月10日 / 更新日:2026年3月10日

Googleビジネスプロフィール(以下GBP)は、Google検索やGoogleマップに店舗情報を表示・管理できる無料ツールです。Googleアカウントがあれば無料で利用でき、地域の集客に欠かせない存在ですが、ガイドラインに違反するとプロフィールが停止され、検索やマップから表示されなくなることがあります。

特に、2024年以降はGoogleの審査が厳しくなり、以前は見逃されていた設定でも停止されるケースが増えています。「まさか自分が違反しているとは思わなかった」と違反に自覚がないケースも珍しくありません。

今回の記事では、GBPにおける中小企業がやりがちな違反パターンと、万が一停止されてしまった場合の復旧手順を解説します。「自分の会社は規約に違反していないか」と少しでも不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

Googleビジネスプロフィールが停止されるとどうなる?

Googleがガイドラインに違反していると判断した場合、GBPのアカウントは停止され、プロフィールが非公開にされてしまいます。停止されると具体的にどのような影響があるのか、順に見ていきましょう。

1.検索やマップに表示されなくなる

GBPが停止されると、Google検索やGoogleマップ上から店舗情報が表示されなくなります。店名で直接検索しても、ローカルパックやナレッジパネルにも表示されません。
停止している間はGoogleマップからの来店・問い合わせがまったく届かなくなるので、売上への影響も小さくありません。

2.プロフィールの管理ができなくなる

停止中は、営業時間の変更や登録情報の修正といった操作ができなくなります。さらに、アカウント自体が制限された場合は、管理しているすべてのプロフィールが停止され、新しいプロフィールの作成やオーナー確認もできなくなります。
複数店舗を運営している事業者にとっては、1つの違反がすべての店舗に波及するリスクがあります。

3.コンテンツの更新やクチコミの蓄積も止まる

写真の追加や投稿の更新もできなくなり、クチコミへの返信もできません。さらに、プロフィールが完全に非公開になった場合は、ユーザーからのクチコミ投稿はもちろん、表示もされなくなります。
停止が長引けば、その間に競合店がクチコミを積み上げていくため、復旧後にクチコミ数や検索順位で差が広がっている可能性があります。

2024年以降はGoogleの審査基準が改定され、評価が厳しくなっています。以前はガイドラインに多少の違反があっても運用できていたケースが少なくありませんでしたが、昔から同じやり方で運用していても、ある日突然停止されるケースが増えています。
自社のプロフィールがガイドラインに適合しているか、今のうちに確認しておきましょう。

知らずにやりがちなガイドライン違反5選

GBPのガイドラインは項目数が多く、すべてを把握して運用している事業者は多くありません。ここでは、中小企業や店舗オーナーが特にやってしまいがちな違反パターンを5つご紹介します。

1.ビジネス名にキーワードやキャッチコピーを追加している

GBPのビジネス名に登録できるのは、店舗の看板に記載されている正式名称だけです。「検索で上位に表示させたい」という気持ちから地域名やサービス名を足したくなりますが、これはガイドライン違反です。

地名、業種名、キャッチコピー、営業時間、出店先の施設名など、正式名称に含まれない情報はすべてNGです。また、ビジネス名は看板・公式サイト・SNS・各種媒体と一字一句揃える必要があります。「Cafe」と「カフェ」、「ABC」と「abc」のような表記のゆれでも不一致と判断されることがあります。

2024年以降は固定看板との一致がとくに厳しくチェックされており、店舗型ビジネスではビジネス名を記した固定看板の掲出が事実上の必須条件になっています。

2.説明文にURLやキャンペーン情報を入れている

GBPのビジネスの説明欄は、お店がどんなビジネスを行っているかを伝える場所です。ここに以下のような情報を入れると違反になります。

説明文には、提供しているサービスや事業の特徴など、お店の紹介としてふさわしい情報だけを記載してください。URLやキャンペーン情報は専用の入力欄が用意されているので、そちらを使いましょう。

3.実態と異なる情報を登録している

GBPに登録する情報は、すべて実態と一致していなければなりません。次のような登録はGoogleに「詐欺的なコンテンツ」と判断され、停止の原因になることがあります。

Webサイト欄には、実際のビジネスのWebサイトに直接つながるURLを登録してください。予約サイトやSNSなど、別のサービスへ誘導するURLはガイドライン違反になる場合があります。

参考: Google に掲載するビジネス情報のガイドライン / 禁止および制限されているコンテンツに関するポリシー / ポリシーの概要

4.クチコミに関する不正行為

クチコミはローカル検索の順位にも影響しますが、不正な方法で集めるとガイドライン違反です。

上記はすべてGoogleの公式ガイドラインで明確に禁止されている行為です。

また、直接のガイドライン違反ではありませんが、すべてのクチコミに同じ定型文で返信する行為にも注意が必要です。「ご来店ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」のような同一文面を繰り返すと、Googleに機械的な操作と見なされる可能性があります。クチコミへの返信は、内容に応じて一つひとつ個別の内容で書くようにしましょう。

5.写真・コンテンツに関するルール違反

写真やコンテンツにもガイドラインがあります。

中には「こんなことで違反になるの?」と感じる項目もあったかもしれません。GBPのガイドラインは細かく設定されているため、良かれと思ってやっていたことが違反に該当するケースは珍しくありません。自社のプロフィールに当てはまるものがないか、この機会に一度チェックしてみてください。

もし停止されたら?復旧までの対処法

プロフィールが停止されてしまったら、焦らず以下の手順で進めてください。

1.停止の通知を確認する

GBPが停止されると、Googleから「ビジネスプロフィールが停止されました」という件名のメールが届きます。メールには違反の種類が記載されており、停止の原因を把握する上で最も手がかりになる情報です。
ダッシュボードやGoogle検索でビジネス名を検索した際に「ビジネス情報はお客様に表示されません」と出ている場合も停止状態です。

2.停止原因を特定し、修正する

停止理由をもとに、プロフィールの問題箇所を見直して修正します。特に確認したいのは以下の項目です。

GBP・看板・公式サイト・SNSなど、すべての媒体で情報を揃えてください。住所の「丁目」「番地」の表記やハイフンの有無など、細かな表記の違いでも不一致と判断される場合があります。

3.証拠書類を準備する

再審査請求の際、証拠書類の提出を求められることがあります。任意ではありますが、提出すると審査が有利に進む可能性が高いため、できるだけ用意しておくことをおすすめします。以下のような公的機関が発行した書類が推奨されています。

書類に記載されたビジネス名と住所が、GBPの登録情報と完全に一致していることが求められます。店舗の外観写真(看板がはっきり映ったもの)も補助資料として有効なので、あわせて準備しておいてください。

4.再審査請求を送信する

修正と書類の準備ができたら、Googleの再審査請求ツールから申請します。
注意点として、証拠書類のフォームを開いてから60分以内に提出する必要があります。60分を過ぎるとフォームが無効になるため、必ず書類を手元に揃えてからフォームを開いてください。
審査結果は数日から数週間でメールに届きます。(審査が混み合っている時期はさらにかかることもあります)

5.不承認の場合は追加審査をリクエスト

再審査が不承認だった場合、追加審査をリクエストできます。追加審査では1回目と異なる証拠書類を用意し、修正内容をより詳しく説明することが求められます。

復旧のチャンスは再審査と追加審査の実質2回までです。両方とも不承認になると、プロフィールの復旧はきわめて困難になります。1回目から丁寧に準備するようにしましょう。

なお、再審査中に新しいGBPを作成してはいけません。同一ビジネスで複数プロフィール作成すると、新しいプロフィールまで停止される可能性があります。

停止を防ぐために日頃からできること

ガイドライン違反を避けるだけでなく、停止リスクを最小限に抑えるには日頃の運用体制がものを言います。ここでは、すぐに取り入れられる実践的な予防策を7つ、紹介します。

1.月に1回、プロフィールのセルフチェックを行う

GBPの情報は、Googleのアルゴリズムや第三者の「情報の修正を提案」機能によって、オーナーが知らないうちに書き換えられることがあります。月に1回はGBPの管理画面を開いて、以下の項目が正しいか確認してください。

確認した日付を記録しておくと、万が一停止されたときに「定期的に管理していた」という証拠にもなります。

2.すべての媒体でNAP情報を統一する

NAP(ナップ)とは、Name(店名)・Address(住所)・Phone(電話番号)の頭文字です。GBP・公式サイト・SNS・ポータルサイト・業界ディレクトリなど、すべての媒体でNAP情報を完全に一致させるようにしてください。
繰り返しになりますが、「丁目」と「-(ハイフン)」の違い、半角と全角の違い、ビル名の有無など、些細な表記のゆれでもGoogleは不一致と判断することがあります。

3.第三者による情報改ざんを見逃さない

Googleマップでは、誰でも「情報の修正を提案」からビジネス情報の変更をリクエストできます。この提案がGoogleに承認されると、オーナーが気づかないまま情報が書き換わっていることがあります。
競合他社や悪意のある第三者によって営業時間やカテゴリが変更された事例も報告されています。GBPの管理画面に届く通知メールは必ず確認し、身に覚えのない変更があればすぐに修正してください。

4.証拠書類をあらかじめ準備しておく

停止されてから書類を集め始めると、復旧までに余計な時間がかかります。以下の書類は平時から最新の状態で手元に保管しておくと安心です。

これらの書類に記載されたビジネス名と住所が、GBPの登録情報と完全に一致していることも確認しておきましょう。

5.GBPの管理権限を適切に運用する

複数人でGBPを管理している場合、退職者や外部委託先のアカウントが残っていないか定期的に確認してください。意図しない編集が行われると、Googleに不審な操作と判断されるリスクがあります。
また、管理者権限は必要最小限の人数に絞り、誰がどの操作をしたか把握できる体制を整えておくことが大切です。

6.短期間での大量編集を避ける

ビジネス名の変更、住所の修正、カテゴリの変更などを短期間にまとめて行うと、Googleの自動審査システムに不審な操作として検知されることがあります。
情報の修正が必要な場合は、一度にすべてを変更するのではなく、数日に分けて段階的に更新するのが安全です。

7.ガイドラインの更新を定期的に確認する

Googleのガイドラインは予告なく更新されます。以前は問題なかった運用がいつの間にか違反になっていることもあるため、Google公式のガイドラインを半年に1回は確認する習慣をつけてください。

まとめ

GBPのガイドライン違反は、知らなかったでは済まされません。停止されると、その期間Googleマップ経由での集客が完全に途絶えてしまうことになります。ガイドラインなどを確認し、正確な情報の提供と違反のない運用を心がけましょう。

GBPの基本的な使い方についてはこちらの記事もご覧ください。

関連記事:Googleビジネスプロフィール完全活用ガイド|中小企業が地図検索で選ばれるための実践テクニック

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参考・出典

※本記事の情報は2026年3月時点のものです。Googleのサービス仕様は変更される可能性があるため、最新情報は公式ヘルプをご確認ください。