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Googleビジネスプロフィール完全活用ガイド|中小企業が地図検索で選ばれるための実践テクニック

公開日:2026年2月17日 / 更新日:2026年2月17日

お店やサービスを探すとき、多くの人が「地域名+業種」でGoogle検索を使います。そのとき検索結果の上部に地図とともに店舗情報が表示されます。この店舗情報を管理できるのが「Googleビジネスプロフィール」です。

「Web集客には専門知識が必要」と思われがちですが、Googleビジネスプロフィールは使い方さえ覚えれば誰でも自分で運用できます。大切なのは、お店の情報をこまめに更新していくこと。特別なスキルは必要ありません。

この記事では、Googleビジネスプロフィールの基本設定から運用のポイント、MEO対策の概要などをわかりやすく解説します。「登録はしたけどうまく活用できていない」「これから始めたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の情報は2026年2月時点のものです。Googleのサービス仕様は変更される可能性があるため、最新情報は公式ヘルプをご確認ください。

Googleビジネスプロフィールとは?

まずは「そもそもGoogleビジネスプロフィールって何?」という基本からおさえておきましょう。

無料で使える店舗情報の管理ツール

Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)とは、Google検索やGoogleマップに表示される自社の店舗情報を管理できるツールです。Googleアカウントがあれば、誰でも無料で利用可能です。

店舗名や住所、営業時間、写真・動画、クチコミへの返信、最新情報の投稿など、ユーザーがお店を選ぶ際に参考にする情報を一元管理することができます。

登録すると検索結果と並んで自社の情報が表示されます

GBPが企業や店舗に重要な理由

Googleビジネスプロフィールが重要な理由は、検索結果での表示位置にあります。

たとえば「神戸 美容室」「三宮 イタリアン」のように「地域名+業種」で検索すると、検索結果の上部に地図とともに店舗情報が並びます。これは「ローカルパック」と呼ばれる表示枠で、Googleビジネスプロフィールの情報が自社サイトよりも上位に、しかも目立つ形で表示されます。ほかにも、企業名や店舗名で指名検索されたときに表示される「ナレッジパネル」や、Googleマップアプリでの検索結果にもGBPの情報が反映されます。

こうした「ローカル検索」はGoogle検索の約半数を占めるとも言われており、お店を探しているユーザーとの「最初の接点」になりやすいのです。

特に飲食店、美容室、クリニック、士業、工務店など地域密着型のビジネスにとっては、ホームページと同じくらい(あるいはそれ以上に)重要な集客チャネルと言えます。

「神戸 カフェ」で検索した時に表示されるローカルパック

店舗がなくても登録できる

「うちは店舗がないから関係ない」と思われるかもしれませんが、訪問型・出張型のビジネスでもGoogleビジネスプロフィールを活用できます

出張修理、移動販売、士業の出張相談、B2Bサービスなどの非店舗型ビジネスの場合、「サービス提供エリア」を設定して登録します。住所を公開せず、対応エリア(都道府県・市区町村など)だけを表示することも可能です。

ローカル検索で上位表示される仕組み(MEO対策の基本)

前章で紹介したローカルパックやナレッジパネル、Googleマップ検索結果などに自社情報を上位表示させるための取り組みを「MEO(Map Engine Optimization)」と呼びます。SEOが「検索エンジン最適化」であるのに対し、MEOは「マップエンジン最適化」という意味です。ここでは、Google公式1が明かしているランキング要因について解説します。

Google公式による3つの評価要素

Google公式ヘルプでは、ローカル検索の順位を決める要素として以下の3つを挙げています。

① 関連性(Relevance)

検索キーワードとビジネス情報の一致度です。たとえば「神戸 イタリアン」で検索されたとき、プロフィールに「イタリア料理店」というカテゴリや、料理の説明が記載されていれば関連性が高いと判断されます。

② 距離(Distance)

検索しているユーザーの現在地からの物理的な距離です。この要素は店舗側では変更できませんが、住所や対応エリアが正しく設定されているかは確認しておきましょう。

③ 知名度(Prominence)

その店舗がどれだけ知られているかを表します。クチコミの件数と評価、Webサイトへのリンク数、他サイトでの言及などが考慮されます。

つまり、クチコミが多く、評価が高いお店ほど上位表示されやすい傾向があります。

有料での順位操作はできない

ローカル検索の順位は有料依頼での順位操作は一切できません。「お金を払えば上位に表示できる」といった裏技は存在しません。

「MEO対策で上位表示を保証します」といった営業を受けることがあるかもしれませんが、Googleの公式見解として順位保証はできないことになっています。過度な期待を持たせる業者には注意が必要です。

MEO対策のカギは「情報の充実」と「継続的な運用」

以上の3要素を踏まえると、MEO対策として店舗側でできることは明確です。

こうした地道な運用の積み重ねが、MEOの成果につながります。

MEO対策の第一歩。GBPの基本設定

Googleビジネスプロフィールを活用するために、まずやるべき設定について解説します。Google公式も「情報が正確で充実しているほどローカル検索に表示されやすい」と明記しており、これがMEO対策の基本となります。

1.Googleアカウントの準備

GBPの登録にはGoogleアカウントが必要です。まずは登録用のGoogleアカウントを用意しましょう。個人のGmailアカウントでも登録可能ですが、ビジネス用に別アカウントを作成しておいたほうがよいでしょう。
作成が完了したら、Googleビジネスプロフィールのサイトで登録を行います。

GoogleビジネスプロフィールTOPページ。「今すぐ開始」をクリックすると登録画面に移動します。

2.基本情報の入力

基本情報を入力します。自社のウェブサイトがある場合は、自社の電話番号や会社名などは一字一句統一しておくことがMEO対策の上では重要です。

項目入力のポイント
ビジネス名看板や公式表記と一致させる。余計なキーワードを入れるとペナルティの可能性あり
住所正確に入力。地図上のピン位置がずれていないかも確認
電話番号実際につながる番号を登録
WebサイトURL公式サイトのURLを登録
営業時間定休日・祝日・年末年始の特別営業も忘れずに設定
カテゴリ検索結果に大きく影響。自社を最も的確に表すものを選ぶ
ビジネスの説明「地域×提供価値」が伝わる書き方にする
サービス・商品・属性支払い方法、駐車場、バリアフリー等、出せる範囲で埋める

特に営業時間の不備や誤りは、ユーザーの不信感につながります。「行ったら閉まっていた」という体験は、低評価のクチコミにもつながりかねません。

2.オーナー確認

Googleで自社の店舗名を検索したとき、「このビジネスのオーナーですか?」と表示されたら、まだオーナー確認(認証)が済んでいない状態です。オーナー確認が完了していないと、Googleビジネスプロフィールの情報を管理することはできませんので、必ず完了しておきましょう。

確認方法はGoogleから案内され、電話・SMS・郵送・メールなどで確認コードを受け取る形で行います。なお、確認方法はGoogleからランダムで指定されるため、選択することはできません。

写真・動画を充実させる

写真や動画は、ユーザーがお店を選ぶ際の重要な判断材料になります。Googleは、写真があるビジネスは「経路案内のリクエストが42%多く、Webサイトへのクリックが35%多い」と紹介しています。

「来店前にユーザーが気になりそうなポイント」を写真で伝えるのも効果的です。入口に段差はあるか、駐車場はあるか、といった情報です。

非店舗型であれば、写真や投稿で「現場感」を伝える工夫が重要になります。実際の作業風景や施工事例のビフォーアフター、使用する車両・機材などを掲載することで、信頼性を高められます。

MEO対策のための、GBP運用ポイント

実はGoogleビジネスプロフィールを登録しても、継続的にMEO対策を行っている事業者は意外と少ないのが現状です。継続的に運用するだけでも、競合との差別化につながります。ここでは、GBPの日々の運用のポイントについて解説します。

ポイント1.店舗情報を充実させる

基本情報の入力が終わったら、次は登録できる情報をできるだけ多く入力しましょう。情報が充実することで、ユーザーの関心を惹いたり不安の払拭につながります。また、Googleは情報が充実しているビジネスを高く評価すると言われています。

追加で登録しておきたい情報

こうした情報を充実させておくと、ユーザーから「情報が揃っていて安心」という印象を持ってもらいやすくなります。

ポイント2.「投稿」機能を継続的に活用する

Googleビジネスプロフィールには、SNSのような投稿機能があります。イベント・キャンペーン告知や商品・メニューの紹介など、施工事例・実績の紹介など、自社のさまざまな情報発信に活用できます。

投稿のポイント

「常に最新情報がある」状態を維持することで、ユーザーからの信頼度向上にもつながります。

ポイント3.クチコミを増やす・返信する

クチコミの件数と評価は、ローカル検索の順位に影響する重要な要素です。また、クチコミに対する反応は、顧客の印象にもつながる部分ですので、迅速に誠実に対応しましょう。

クチコミへの対応のコツ

寄せられたクチコミには、できるだけ早めに返信しましょう。Google公式ヘルプでも、返信は「ユーザーの声を重視している姿勢のアピール」「ビジネスの注目度アップ」につながると説明されています。

高評価には感謝を伝え再来店を促し、低評価に対しても事実確認の上で誠実にお詫びをすることで印象の改善につながることもあります。感情的な反論や言い訳は、他のユーザーからの印象も悪くします。

クチコミを増やすコツ

店舗やサービスを利用してくれた顧客にクチコミを書いてもらうにはクチコミを簡単に行える動線作りが大切です。 GBPの「クチコミ」→「クチコミを増やす」をタップするとクチコミのリンクが表示できます。このリンクURLをもとにQRコードを生成し、店内ポップやチラシ、メールマガジンなどに載せておくことで投稿しやすくなりクチコミが増えやすくなります。

ただし、クチコミ投稿の見返りに特典を提供する行為はGoogleポリシー違反です。「クチコミを書いてくれたら○○円割引」といった施策はNGなので注意してください。

悪質なクチコミにも適切に対応する

中には悪質なユーザーによる誹謗中傷や、嫌がらせ目的の低評価、事実無根のクチコミがつく場合もあります。これらはGoogleマップのポリシーで禁止されているコンテンツに該当する可能性があり、Googleに報告することで削除できる場合があります。

悪質なクチコミは放置せず、誠実で毅然とした対応を心がけるようにしましょう。

よくある質問(FAQ)

複数の店舗がある場合はどうすればいい?

店舗ごとにプロフィールを作成します。各店舗の住所・営業時間・電話番号などを個別に管理できるため、各店舗の情報を正確に届けられます。

第三者に管理を任せることはできますか?

はい、可能です。GBPの管理画面から「ユーザーを追加」することで、従業員や外部パートナーに管理権限を付与できます。「オーナー」「管理者」「サイト管理者」など複数の権限レベルがあり、オーナー権限を渡さなくても日常的な運用を任せることができます

勝手に情報が変更されることはありますか?

Googleや一般ユーザーが「情報の修正を提案」できる仕組みがあるため、意図せず情報が変更されることがあります。たとえば営業時間や住所などが第三者の提案で書き換わるケースもあります。定期的にプロフィール情報を確認し、誤りがあれば修正しましょう。

「Googleマイビジネス」と何が違うのですか?

2021年11月に「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」へ名称が変更されました。サービス内容は基本的に同じです。旧名称で検索される方も多いですが、現在の正式名称は「Googleビジネスプロフィール」です。

GBPの「インサイト」では何がわかりますか?

「パフォーマンス」画面では、どのような検索キーワードで表示されたか、プロフィールの閲覧数、電話ボタンのクリック数、経路案内のリクエスト数などを確認できます。どの情報がユーザーに見られているかがわかるため、改善のヒントとして活用しましょう。

まとめ

本記事では、Googleビジネスプロフィール(GBP)の基本から、MEO対策の考え方、日々の運用のポイントまで解説しました。

MEO対策のポイント

Googleビジネスプロフィールは、正しく活用すれば「無料で使える最強の集客ツール」になります。登録しただけで終わらせず、小さな更新を続けていくことが、地域で選ばれるお店への第一歩です。

「何から始めればいいかわからない」「運用を任せたい」という方は、弊社までお気軽にご相談ください。

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